坂口 安吾

探偵の巻

新字新仮名 約4,399字・読了目安9分

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(一) 去年、京都の伏見稲荷前の安食堂の二階に陣どつて「吹雪物語」を書いてゐたころ、十二月のことだつた。食堂の娘が行方不明になつた。 娘は女学校の四年生だつたが、専ら定評ある不良少女で、尤も僕はその心根却々見どころのある娘だと思つてゐたから…

作品情報

初出「都新聞 第一八三四二~一八三四四」1938(昭和13)年11月24~26日
分類NDC 914
公開日2008-12-14
最終更新2014-09-21
底本 「坂口安吾全集 02」筑摩書房
入力tatsuki
校正noriko saito

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