宮沢 賢治

『春と修羅』補遺

新字旧仮名 約6,164字・読了目安12分

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手簡 雨がぽしゃぽしゃ降ってゐます。 心象の明滅をきれぎれに降る透明な雨です。 ぬれるのはすぎなやすいば、 ひのきの髪は延び過ぎました。 私の胸腔は暗くて熱く もう醗酵をはじめたんぢゃないかと思ひます。 雨にぬれた緑のどてのこっちを ゴム引…

作品情報

分類NDC 911
公開日2000-10-04
最終更新2021-01-26
底本 「宮沢賢治全集1」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正かとうかおり

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