坂口 安吾

明治開化 安吾捕物

09 その八 時計館の秘密

新字新仮名 約21,057字・読了目安42分

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生れつき大そう間のわるい人間というものがいるものだ。梶原正二郎という若い御家人がそれだった。そのとき彼は二十二だ。親父が死んで野辺の送りをすませたという晩に、 「今晩は。たのもう。どうれ」 両方分の挨拶にオマケをつけて大声で喚きながらドヤド…

作品情報

初出「小説新潮 第五巻第八号」1951(昭和26)年6月1日
分類NDC 913
公開日2006-07-22
最終更新2016-03-31
底本 「坂口安吾全集 10」筑摩書房
入力tatsuki
校正松永正敏

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