坂口 安吾

裏切り

新字新仮名 約35,136字・読了目安70分

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ぼくが阿久津に働いていたので、日野が出入りするようになりました。彼が元子爵の息子だというのは本当です。 しかし奴めを斜陽族と云うのはとんでもないことで、彼が戦前ぼくと中学同級のとき、すでに裏長屋同然のところから通学しておりました。彼の父の子…

作品情報

初出「新潮 第五一巻第九号」1954(昭和29)年9月1日
分類NDC 913
公開日2006-11-20
最終更新2014-09-18
底本 「坂口安吾全集 15」筑摩書房
入力tatsuki
校正小林繁雄

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