太宰 治

春昼

新字新仮名 約810字・読了目安2分

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四月十一日。 甲府のまちはずれに仮の住居をいとなみ、早く東京へ帰住したく、つとめていても、なかなかままにならず、もう、半年ちかく経ってしまった。けさは上天気ゆえ、家内と妹を連れて、武田神社へ、桜を見に行く。母をも誘ったのであるが、母は、おな…

作品情報

初出「月刊文章 第五巻第六号」1939(昭和14)年6月1日
分類NDC 913
公開日2005-04-11
最終更新2016-07-12
底本 「太宰治全集10」ちくま文庫、筑摩書房
入力増山一光
校正小林繁雄

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