岡本 かの子

五月の朝の花

新字新仮名 約698字・読了目安1分

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ものものしい桜が散った。 だだっぴろく……うんと手足を空に延ばした春の桜が、しゃんら、しゃらしゃらとどこかへ飛んで行ってしまった。 空がからっと一たん明るくなった。 しんとした淋しさだ。 だが、すこし我慢してじっと、その空を仰いでいた。 じ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2000-06-03
最終更新2014-09-17
底本 「日本の名随筆1 花」作品社
入力渡邉つよし
校正菅野朋子

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