小栗 虫太郎

地虫

新字新仮名 約27,676字・読了目安55分

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一、紅い水母 大都市は、海にむかって漏泄の道をひらいている。その大暗渠は、社会の穢粕と疲憊とを吸いこんでゆく。その汚水は、都市の秘密、腐敗、醜悪を湛えてまんまんと海に吐きだす。ところが、どんな都市でも、その切り口を跨いだあたりに奇異な街があ…

作品情報

初出「新青年」1937(昭和12)年2月号
分類NDC 913
公開日2013-04-30
最終更新2014-09-16
底本 「潜航艇「鷹の城」」現代教養文庫、社会思想社
入力ロクス・ソルス
校正安里努

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