ささき ふさ

おばあさん

旧字旧仮名 約14,343字・読了目安29分

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一 「おばあさんがいよいよ來るんですとさ。」 私はひとごとのやうに云つて、彼の顏色をチラと窺つた。 「來られるのかね。」 「來るときめてゐるらしいわ。」 私達夫婦は何事につけてもあまり多くを語らない。大きな卓の向うで、彼は僅かな言葉を洩らす…

作品情報

初出「苦樂」1947(昭和22)年1月号
分類NDC 913
公開日2008-08-18
最終更新2014-09-21
底本 「ささきふさ作品集」中央公論社
入力小林徹
校正林幸雄

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。