岸田 国士

あの顔あの声

新字旧仮名 約1,144字・読了目安2分

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門司から基隆まで 勿論船の上である。Tと名乗る男――彰化で料理屋を営んでゐる男――口髭を生やしてゐる男。 「こんなに静かなことは珍らしいです」 それはまた、両蓋の金時計を幾度も出して見る男――用が無くても船員に話しかける男――誰にでも飯が食…

作品情報

初出「文芸春秋 第二年第十一号」1924(大正13)年4月1日
分類NDC 914
公開日2006-04-06
最終更新2014-09-18
底本 「岸田國士全集19」岩波書店
入力tatsuki
校正Juki

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