長塚 節

浜の冬

旧字旧仮名 約981字・読了目安2分

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冬の日のことである。鰯の漁が見たかつたので知人の案内状を持つて九十九里の濱の網主のもとへ行つた。主人はチヨン髷の五十幾つかに見える。丁度まくれた栗の落葉が轉つて行くやうだといへば適切で物に少しの滯りもない人である。余の初對面の挨拶が濟むと一…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-05-29
最終更新2014-09-18
底本 「長塚節全集 第二巻」春陽堂書店
入力林幸雄
校正今井忠夫

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