国枝 史郎

娘煙術師

新字新仮名 約276,685字・読了目安553分

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楽書きをする女 京都所司代の番士のお長屋の、茶色の土塀へ墨黒々と、楽書きをしている女があった。 照りもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしくものはなしと、歌人によって詠ぜられた、それは弥生の春の夜のことで、京の町々は霞こめて、紗を巻いたように…

作品情報

初出「朝日新聞」1928(昭和3)年8月26日~1929(昭和4)年2月22日
分類NDC 913
公開日2010-12-14
最終更新2014-09-21
底本 「娘煙術師(下)」国枝史郎伝奇文庫(十五)、講談社 / 「娘煙術師(上)」国枝史郎伝奇文庫(十四)、講談社
入力阿和泉拓
校正六郷梧三郎

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