直木 三十五

南国太平記

新字新仮名 約493,990字・読了目安988分

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呪殺変 高い、梢の若葉は、早朝の微風と、和やかな陽光とを、健康そうに喜んでいたが、鬱々とした大木、老樹の下蔭は、薄暗くて、密生した灌木と、雑草とが、未だ濡れていた。 樵夫、猟師でさえ、時々にしか通らない細い径は、草の中から、ほんの少しのあか…

作品情報

分類NDC 913
公開日2007-04-13
最終更新2014-09-21
底本 「直木三十五作品集」文藝春秋
入力小林繁雄、門田裕志
校正松永正敏

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