坂口 安吾

天才になりそこなつた男の話

新字旧仮名 約2,196字・読了目安4分

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東洋大学の学生だつたころ、丁度学年試験の最中であつたが、校門の前で電車から降りたところを自動車にはねとばされたことがあつた。相当に運動神経が発達してゐるから、二三間空中に舞ひあがり途中一回転のもんどりを打つて落下したが、それでも左頭部をコン…

作品情報

初出「東洋大学新聞 第一二〇号」東洋大学新聞学会、1935(昭和10)年2月12日
分類NDC 913
公開日2009-05-30
最終更新2016-04-04
底本 「坂口安吾全集 01」筑摩書房
入力tatsuki
校正noriko saito

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