坂口 安吾

木々の精、谷の精

新字旧仮名 約23,884字・読了目安48分

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一 修吉が北越山中の秋山家を訪ねたとき、恰もそれを見るために遥々やつてきたやうに、まづ仏像のことを尋ねた。 仏像は弥勒だといふ話であつた。観音に似た女性的な柔和な相をし、半跏して、右手で軽く頬杖をついて静思とも安息ともうけとれるやうな姿をし…

作品情報

初出「文芸 第七巻第三号」1939(昭和14)年3月1日
分類NDC 913
公開日2016-11-12
最終更新2016-10-28
底本 「坂口安吾全集 03」筑摩書房
入力tatsuki
校正北川松生

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