古都
新字旧仮名 約16,464字・読了目安33分
一 京都に住もうと思つたのは、京都といふ町に特に意味があるためではなかつた。東京にゐることが、たゞ、やりきれなくなつたのだ。住みなれた下宿の一室にゐることも厭で、鵜殿新一の家へ書きかけの小説を持込み、そこで仕事をつゞけたりしてゐた。京都へ行…
作品情報
| 初出 | 「現代文学 第五巻第一号」大観堂、1941(昭和16)年12月28日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2008-11-10 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「坂口安吾全集 03」筑摩書房 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | noriko saito |
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