林 不忘

巷説享保図絵

新字新仮名 約267,122字・読了目安534分

この作品を読む Amazonで探す

金剛寺坂 一 「お高どの、茶が一服所望じゃ」 快活な声である。てきぱきした口調だ。が、若松屋惣七は、すこし眼が見えない。人の顔ぐらいはわかるが、こまかいものとくると、まるで盲目なのだ。その、見えない眼をみはって、彼はこう次の間のほうへ、歯切…

作品情報

分類NDC 913
公開日2009-12-27
最終更新2014-09-21
底本 「巷説享保図絵・つづれ烏羽玉」立風書房
入力kazuishi
校正久保あきら

林 不忘の他の作品

林 不忘の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。