小熊 秀雄

泥鰌

新字旧仮名 約4,981字・読了目安10分

この作品を読む Amazonで探す

(一) 夏に入つてから、私の暮しを、たいへん憂鬱なものにしたのは、南瓜畑であつた。 その葉は重く、次第に押寄せ、拡げられて、遂に私の家の玄関口にまで肉迫してきた、さながら青い葉の氾濫のやうに。 春の頃、見掛は、よぼ/″\としてゐる老人夫婦が…

作品情報

初出「旭川新聞」1927(昭和2)年8月25日~28日
分類NDC 913
公開日2006-04-08
最終更新2014-09-18
底本 「新版・小熊秀雄全集第一巻」創樹社
入力八巻美恵
校正浜野智

小熊 秀雄の他の作品

小熊 秀雄の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。