宮本 百合子

日記

05 一九一九年(大正八年)

新字新仮名 約3,197字・読了目安6分

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十二月四日 嵐のあとを追って、船が進むためか、噂に聞いた程船はあれない。 ビクトリアを出て一夜立った今日も空は一面に明るく、水浅黄に晴れ渡って、船腹に当って散る波は、深い藍色の波頭に瞬間の美しい金色の虹をたてる。 寒さに身を引きしめながら、…

作品情報

分類NDC 915
公開日2013-03-23
最終更新2014-09-16
底本 「宮本百合子全集 第二十三巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正青空文庫(校正支援)

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