野上 豊一郎

北信早春譜

旧字旧仮名 約2,172字・読了目安4分

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碓氷を越すと一面の雪で、急に冬へ逆戻りしたやうな感じであつた。さつきまでぽかぽかと早春の陽光を浴びながら上州平野を通つてゐた時とは、まるでちがつた心がまへにならないではゐられなかつた。輕井澤のプラットフォームに飛び下りて、蕎麥のどんぶりを抱…

作品情報

初出「草衣集」相模書房、1938(昭和13)年6月
分類NDC 915
公開日2003-10-11
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本紀行文学全集 中部日本編」ほるぷ出版
入力林幸雄
校正門田裕志

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