梶井 基次郎

檸檬

旧字旧仮名 約5,675字・読了目安11分

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えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終壓へつけてゐた。焦燥と云はうか、嫌惡と云はうか――酒を飮んだあとに宿醉があるやうに、酒を毎日飮んでゐると宿醉に相當した時期がやつて來る。それが來たのだ。これはちよつといけなかつた。結果した肺尖カタルや神…

作品情報

初出「青空」1925(大正14)年1月
分類NDC 913
公開日2006-09-10
最終更新2014-09-18
底本 「創作 檸檬」十字屋書店
入力高柳典子
校正小林繁雄

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