高村 光太郎

触覚の世界

新字新仮名 約4,361字・読了目安9分

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私は彫刻家である。 多分そのせいであろうが、私にとって此世界は触覚である。触覚はいちばん幼稚な感覚だと言われているが、しかも其れだからいちばん根源的なものであると言える。彫刻はいちばん根源的な芸術である。 私の薬指の腹は、磨いた鏡面の凹凸を…

作品情報

分類NDC 710 914
公開日2007-01-14
最終更新2014-09-21
底本 「昭和文学全集第4巻」小学館
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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