牧 逸馬

カラブウ内親王殿下

新字新仮名 約18,134字・読了目安36分

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1 食卓の人々は、つと顔を見合わせた。かすかに叩戸の音が聞えた――ような気がしたのだ。 夜の八時過ぎだ。おそい晩飯だ。小作人ドルフ・ホルトン―― Dolf Horton ――の家である。野良を終っても、何やかや仕事が残って、いつも食事が遅れ…

作品情報

初出「中央公論 第四十五年第十二號五百十五號」中央公論社、1930(昭和5)年12月1日
公開日2025-06-29
最終更新2025-06-29
底本 「世界怪奇実話Ⅰ」桃源社
入力A子
校正mt.battie

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