高村 光太郎

気仙沼

新字旧仮名 約1,494字・読了目安3分

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女川から気仙沼へ行く気で午後三時の船に乗る。軍港の候補地だといふ女川湾の平和な、澄んだ海を飛びかふ海猫の群団が、網をふせた漁場のまはりにたかり、あの甘つたれた猫そつくりの声で鳴きかはしてゐる風景は珍重に値する。湾外の出嶋の瀬戸にかかるとそこ…

作品情報

分類NDC 915
公開日2007-01-30
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆79 港」作品社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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