木下 利玄

山遊び

旧字旧仮名 約3,435字・読了目安7分

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足守川にかゝつて居る葵橋を渡る頃は秋晴の太陽が豐年の田圃に暗く照つて居た。八幡樣の山では松の木立の下に雜木がほのかに黄ばんで櫨の木の紅葉の深紅なのが一本美しく日に透いて居るのが長閑に見えた。河原には、未だ枯れぬ秋の草が野菊交り、色の褪せた死…

作品情報

初出「白樺」1911(明治44)年11月
分類NDC 914
公開日2010-08-19
最終更新2014-09-21
底本 「定本 木下利玄全集 散文篇」臨川書店
入力土屋隆
校正伊藤時也

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