高村 光雲

幕末維新懐古談

56 鶏の製作を引き受けたはなし

新字新仮名 約2,856字・読了目安6分

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狆の製作が終ってから暫くしてふと鶏を彫ることになりました。 その頃京橋南鍋町に若井兼三郎俗に近兼という道具商があった。この人は同業仲間でも好い顔で、高等品を取り扱い、道具商とはいいながら、一種の見識を備えた人であった。またその頃、築地に起立…

作品情報

分類NDC 712 914
公開日2007-03-21
最終更新2014-09-21
底本 「幕末維新懐古談」岩波文庫、岩波書店
入力網迫、土屋隆
校正noriko saito

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