童貞記
新字旧仮名 約1,372字・読了目安3分
部屋の中で はかなくうら悲しい日が続く。万象を浮せる一切の光線は湿つて仄暗い。夕闇のやうに沈んだ少年の眼は空間にゆらぐ幽かな光線を視つめる。空気に映つた光線は静かに一つの映像を刻んで行く。光線は盛り上り広まり伸びて鮮明な像を少年の眼に映す。…
作品情報
| 初出 | 「山桜」1934(昭和9)年7月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2017-01-27 |
| 最終更新 | 2016-12-09 |
| 底本 | 「定本 北條民雄全集 上巻」東京創元社 |
| 入力 | Nana ohbe |
| 校正 | 富田晶子 |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。