北条 民雄

青年

新字旧仮名 約7,020字・読了目安14分

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第一章 朝のうちに神戸港を出帆した汽船浪花丸がひどくたどたどしい足どりで四国のこの小さな港町に着いたのは、もうその日の夕暮であつた。まだ船がかなりの沖合に動いてゐる時分から、ばたばたと慌しげに洗顔に出かけたり、狭い三等船室でよろけながら身仕…

作品情報

分類NDC 913
公開日2017-09-22
最終更新2017-08-25
底本 「定本 北條民雄全集 上巻」東京創元社
入力Nana ohbe
校正富田晶子

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