神西 清

雪の宿り

新字旧仮名 約31,329字・読了目安63分

この作品を読む Amazonで探す

文明元年の二月なかばである。朝がたからちらつきだした粉雪は、いつの間にか水気の多い牡丹雪に変つて、午をまはる頃には奈良の町を、ふかぶかとうづめつくした。興福寺の七堂伽藍も、東大寺の仏殿楼塔も、早くからものの音をひそめて、しんしんと眠り入つて…

作品情報

初出「文藝」河出書房、1946(昭和21)年3、4月合併号
分類NDC 913
公開日2008-01-01
最終更新2014-09-21
底本 「日本幻想文学集成19 神西清」国書刊行会
入力小林繁雄
校正小林繁雄、門田裕志

神西 清の他の作品

神西 清の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。