岡本 綺堂

箕輪心中

新字新仮名 約47,330字・読了目安95分

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一 お米と十吉とは南向きの縁に仲よく肩をならべて、なんにも言わずに碧い空をうっとりと見あげていた。 天明五年正月の門松ももう取られて、武家では具足びらき、町家では蔵びらきという十一日もきのうと過ぎた。おととしの浅間山の噴火以来、世の中が何と…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-06-15
最終更新2014-09-17
底本 「江戸情話集」光文社時代小説文庫、光文社
入力tatsuki
校正かとうかおり

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