宮沢 賢治

氷と後光

旧字旧仮名 約3,464字・読了目安7分

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「ええ。」 雪と月あかりの中を、汽車はいっしんに走ってゐました。 赤い天鵞絨の頭巾をかぶったちひさな子が、毛布につつまれて窓の下の飴色の壁に上手にたてかけられ、まるで寢床に居るやうに、足をこっちにのばしてすやすやと睡ってゐます。 窓のガラス…

作品情報

分類NDC K913
公開日2012-09-21
最終更新2014-09-16
底本 「宮澤賢治全集第六卷」筑摩書房
入力土屋隆
校正阿部哲也

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