児玉 花外

菜の花物語

新字新仮名 約3,695字・読了目安7分

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大和めぐりとは畿内では名高い名所廻りなのだ。吉野の花の盛りの頃を人は説くが、私は黄な菜の花が殆んど広い大和国中を彩色する様な、落花後の期を愛するのである、で私が大和めぐりを為たのも丁度この菜の花の頃であった。 浄瑠璃に哀情のたっぷりある盲人…

作品情報

初出「新小説 明治四十四年十二月号」春陽堂、1911(明治44)年12月
分類NDC 913
公開日2008-10-31
最終更新2014-09-21
底本 「文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正noriko saito

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。