白い蝶
新字新仮名 約1,992字・読了目安4分
友の家を出たのは、最早夕暮であった、秋の初旬のことで、まだ浴衣を着ていたが、海の方から吹いて来る風は、さすがに肌寒い、少し雨催の日で、空には一面に灰色の雲が覆い拡って、星の光も見えない何となく憂鬱な夕だ、四隣に燈がポツリポツリと見え初めて、…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2008-10-03 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | noriko saito |
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。