大島 亮吉

涸沢の岩小屋のある夜のこと

新字新仮名 約7,225字・読了目安14分

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自分たちの仲間では、この涸沢の岩小屋が大好きだった。こんなに高くて気持のいい場所は、あんまりほかにはないようだ。大きな上の平らな岩の下を少しばかり掘って、前に岩っかけを積み重ねて囲んだだけの岩穴で、それには少しもわざわざやったという細工の痕…

作品情報

初出「登高行 第五年」1924(大正13)年12月
分類NDC 786
公開日2009-07-27
最終更新2014-09-21
底本 「山の旅 大正・昭和篇」岩波文庫、岩波書店
入力川山隆
校正門田裕志

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。