松園女史の思い出
新字新仮名 約1,760字・読了目安4分
窓の外で春の形見の鶯が頻りに啼いている。 荻窪の家に住んでいた頃のこと、嫁いだ娘ののこした部屋を第二の書斎にしている私は、今、朝の窓の日ざしに向っている。ふと蓮月尼の「おり立ちて若葉あらへば加茂川の岸のやなぎに鶯のなく」の情景を頭の中で描き…
作品情報
| 初出 | 「京都」1950(昭和25)年9月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 721 914 |
| 公開日 | 2009-03-24 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「青帛の仙女」同朋舎出版 |
| 入力 | 川山隆 |
| 校正 | 鈴木厚司 |
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。