和辻 哲郎

ある思想家の手紙

新字新仮名 約7,785字・読了目安16分

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一 秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。おりおり赤松の梢を揺り動かして行く風が消えるように通りすぎたあとには、――また田畑の色が豊かに黄ばんで来たのを有頂天になって喜んでいるらしいおしゃべりな雀が羽音をそろえて屋根や軒から飛び去っ…

作品情報

初出「新小説」1916(大正5)年11月
分類NDC 121
公開日2011-06-11
最終更新2014-09-16
底本 「偶像再興・面とペルソナ 和辻哲郎感想集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正noriko saito

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