瀬沼 夏葉 (翻訳者)、チェーホフ アントン
六号室
新字新仮名 約91,357字・読了目安183分
(一) 町立病院の庭の内、牛蒡、蕁草、野麻などの簇り茂ってる辺に、小やかなる別室の一棟がある。屋根のブリキ板は錆びて、烟突は半破れ、玄関の階段は紛堊が剥がれて、朽ちて、雑草さえのびのびと。正面は本院に向い、後方は茫広とした野良に臨んで、釘を…
作品情報
| 初出 | 「文藝界」1906(明治39)年4月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 983 |
| 公開日 | 2011-03-02 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「明治文學全集 82 明治女流文學集(二)」筑摩書房 |
| 入力 | 阿部哲也 |
| 校正 | 米田 |
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