幸田 露伴

五重塔

新字新仮名 約69,381字・読了目安139分

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其一 木理美しき槻胴、縁にはわざと赤樫を用いたる岩畳作りの長火鉢に対いて話し敵もなくただ一人、少しは淋しそうに坐り居る三十前後の女、男のように立派な眉をいつ掃いしか剃ったる痕の青々と、見る眼も覚むべき雨後の山の色をとどめて翠の匂いひとしお床…

作品情報

初出「国会新聞」1891(明治24)年11月~1892(明治25)年4月
分類NDC 913
公開日2009-11-03
最終更新2014-09-21
底本 「日本の文学 1 坪内逍遙 二葉亭四迷 幸田露伴」中央公論社
入力佐野良二
校正川山隆

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