和辻 哲郎

月夜の東大寺南大門

新字旧仮名 約3,230字・読了目安6分

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夕方から空が晴れ上つて、夜は月が明るかつた。N君を訪ねるつもりでひとりブラ/\と公園のなかを歩いて行つたが、あの広い芝生の上には、人も見えず鹿も見えず、たゞ白白と月の光のみが輝いてゐた。 南大門の大きい姿に驚異の目を見張つたのもこの宵であつ…

作品情報

分類NDC 121
公開日2011-01-16
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆58 月」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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