茗荷畠
新字旧仮名 約16,943字・読了目安34分
一 その前の晩、田住生が訪ねて来た。一昨年の暮に亡なつた湯村の弟、六郎の親友である。今度福岡大学へ行く途中とあつて立寄つた。此間の洪水で鉄道が不通ゆゑ神戸までは汽船にすると云ふ。白絣のあらい浴衣に、黒の帯、新しい滝縞の袴をシヤンと穿いて居た…
作品情報
| 初出 | 「中央公論」1907(明治40)年11月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2018-09-01 |
| 最終更新 | 2018-08-28 |
| 底本 | 「現代日本文學大系 21 岩野泡鳴・上司小劍・眞山青果・近松秋江集」筑摩書房 |
| 入力 | 伊藤時也 |
| 校正 | 荒木恵一 |
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。