貪婪禍
旧字旧仮名 約1,744字・読了目安3分
七月三日から南伊豆の或る山村に來てゐるのだが、勿論ここは、深山幽谷でも何でもない。温泉が湧き出てゐるといふだけで、他には何のとるところも無い。東京と同じくらゐに暑い。宿の女中も、不親切だ。部屋は汚く食事もまづい。なぜこんな所を選んだのかと言…
作品情報
| 初出 | 「京都帝國大學新聞 第三百十七号」1940(昭和15)年8月5日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 914 |
| 公開日 | 2011-12-01 |
| 最終更新 | 2014-09-16 |
| 底本 | 「太宰治全集11」筑摩書房 |
| 入力 | 小林繁雄 |
| 校正 | 阿部哲也 |
太宰 治の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。