太宰 治

金銭の話

旧字旧仮名 約2,342字・読了目安5分

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宵越しの金は持たぬなどといふ例の江戸つ子氣質は、いまは國家のためにもゆゆしき罪惡で、なんとかして二、三千圓も貯金してお國の役に立ちたいと思ふものの、どういふわけかお金が殘らぬ。むかしの藝術家たちには、とかく貯金をいやしむ風習があつて、赤貧洗…

作品情報

初出「雜誌日本」1943(昭和18)年10月1日
分類NDC 914
公開日2011-12-23
最終更新2014-09-16
底本 「太宰治全集11」筑摩書房
入力小林繁雄
校正阿部哲也

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