酒井 嘉七

ある完全犯罪人の手記

新字新仮名 約8,636字・読了目安17分

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○月 ○日 私はいつものように、まだ川の面や町全体に深い靄のかかっているうちに朝の散歩を急いだ。人に顔を見られることを、これほど嫌うようになったのも、精神的な病気が昂進しているためであろう。平静に思索することが可能なのは、このミルクの海を泳…

作品情報

初出「黄色の部屋 第四巻三号」1952(昭和27)年12月10日
分類NDC 913
公開日2013-07-10
最終更新2014-09-16
底本 「酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕」論創社
入力酒井 喬
校正北村タマ子

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