岸田 国士

隣の花

新字旧仮名 約10,931字・読了目安22分

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一 郊外にある例の小住宅向き二軒長屋。形ばかりの竹垣で仕切られた各々二十坪ほどの庭――霜枯れ時の寂寥さを想はせる花壇に、春の終りゆえ、色取り/″\の草花が咲き乱れてゐる。 その庭を、朝七時、両家の主人、目木と久慈とが、何れも歯楊枝をくはへ、…

作品情報

初出「文芸倶楽部 第三十四巻第四号」1928(昭和3)年4月1日
分類NDC 912
公開日2012-04-11
最終更新2014-09-16
底本 「岸田國士全集3」岩波書店
入力kompass
校正門田裕志

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