中谷 宇吉郎

I駅の一夜

新字新仮名 約4,780字・読了目安10分

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まだ戦争中の話である。 三月十日の未明、本所深川を焼いたあの帝都空襲の余波を受けて、盛岡の一部にも火災が起きた。丁度その時刻には、私は何も知らずに、連絡船の中でぐっすり寝ていた。 青森に着いても何事も知らされず、いつものように乗客は先を争っ…

作品情報

初出「世界」1946(昭和21)年2月1日
分類NDC 914
公開日2013-02-24
最終更新2014-09-16
底本 「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正川山隆

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