萩原 朔太郎

冬を待つひと

旧字旧仮名 約118字・読了目安1分

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こほれる利根のみなかみに、 ひねもす銀の針を垂れ、 しづかに水に針を垂れ、 さしぐみきたる冬を待つ。 ああ、その空さへもうすくもり、 かみつけの山に雪くれば、 魚らひそかに針をのみ、 ま芝は霜にいろづけど、 ひとり岸邊に針を垂れ、 來らむと…

作品情報

分類NDC 911
公開日2011-08-19
最終更新2018-12-18
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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