野村 胡堂

銭形平次捕物控

251 槍と焔

旧字旧仮名 約14,882字・読了目安30分

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一 「親分、良い陽氣ですね」 ガラツ八の八五郎が、鼻の頭から襟へかけての汗を、肩に掛けた手拭の端つこで拭きながら、枝折戸を足で開けて、ノツソリと日南に立ちはだかるのでした。 「陽氣の良いのはオレのせゐぢやないよ、頼むから少し退いてくれ。草花…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1951(昭和26)年4月号
分類NDC 913
公開日2015-04-26
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第一卷 恋をせぬ女」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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