野村 胡堂

銭形平次捕物控

261 弱い浪人

旧字旧仮名 約14,542字・読了目安29分

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一 増田屋金兵衞、その晩は明るい内から庭に縁臺を持出させ、九月十三夜の後の月を、たつた一人で眺めることにきめました。 金があつてしみつ垂れで、人づき合ひが嫌ひで、恐ろしく風流氣のある金兵衞は、八月十五日の名月も、この獨自のシステムで觀賞し、…

作品情報

初出「改造」1951(昭和26)年1月号
分類NDC 913
公開日2016-01-16
最終更新2016-02-06
底本 「錢形平次捕物全集第二卷 白梅の精」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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