野村 胡堂

銭形平次捕物控

284 白梅の精

旧字旧仮名 約14,854字・読了目安30分

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一 二月のある日、歩いてゐると斯う、額口の汗ばむやうな晝下がり、巣鴨からの野暮用の歸り、白山あたりへ辿りついた頃は、連の八五郎はもう、何んとなく御機嫌が斜めになつて居りました。 「大層元氣が無いやうだな、八」 平次は足を淀ませて、八五郎の長…

作品情報

初出「講談倶樂部」1952(昭和27)年2月号
分類NDC 913
公開日2016-01-07
最終更新2015-12-30
底本 「錢形平次捕物全集第二卷 白梅の精」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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