野村 胡堂

銭形平次捕物控

277 和蘭の銀貨

旧字旧仮名 約14,444字・読了目安29分

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一 「親分、良い陽氣ですね」 フラリとやつて來た八五郎は、襟の汗を拭いて、お先煙草を五六服、お茶をガブ呑みの、繼穗もないお世辭を言ふのでした。 「二三日見えなかつたが、何處へ行つて居たんだ」 錢形の平次も、この十日ばかりはまるつきり暇、植木…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年6月号
分類NDC 913
公開日2015-12-18
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第三卷 五月人形」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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