野村 胡堂

銭形平次捕物控

298 匕首の行方

旧字旧仮名 約15,259字・読了目安31分

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一 「八、居るかい」 向う柳原、七曲の路地の奧、洗ひ張り、御仕立物と、紙に書いて張つた戸袋の下に立つて、平次は二階に聲を掛けました。よく晴れた早春のある朝、何處かで、寢呆けた雄鷄が時をつくつて居ります。 「誰だえ、人を呼捨てにしやがつて、戸…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1953(昭和28)年4月号
分類NDC 913
公開日2015-06-07
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第五卷 蝉丸の香爐」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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